カテゴリ
メモ帳
その他のジャンル
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2014年11月1日-2日
てくてく見つけるなつかしい未来 報告 しとしと雨降りでしたが、 紅葉の始まった種生・小川内の宙の学舎に、 近郊の名張市や津市、関西圏から7名の参加者(20~40代の方)が 集まってくれました。 都会や街での暮らしから、自給的な暮らしに移行したいという方が多く、 共に山里・古民家暮らしを体験する時間を分かち合いました。 井戸の水汲み体験 初めての体験にどきどきしながら、 慎重につるべ式の井戸の木桶を引き上げていきます。 本物の火での料理体験、食体験 裏の竹林の竹を割り、薪にして竈で火をおこし、 みんなで汲んだ井戸の水を使い、 竈炊きごはん、 地域の郷土食・のっぺ汁、 里芋の軸を和え物にしたせんば、 ロケットストーブを使って鹿肉やじゃがいものの炒めもの などをつくりました。 皆さん、竈での料理は初めてで火を見ていると落ち着くなどいう声も。 宙の学舎の紹介を聞きながら、おいしくいただきました。 地元の人とてくてく歩き 午後は、朝から降っていた雨が止み、 てくてく歩きの出発前に光がさしました^^ 「てくてく歩き」とは、 地元の人による案内で地域を自分たちの足で歩き、 てくてくとちいさな歩みで ここにある歴史や思い出、景色、あるものを見て歩くというもの。 同じもの見て歩きながら、 地元の人ならではの視点と、初めて訪れた人の視点が交わる時間です。 「地元の人から直接聞けることがよかった」 「自分のところのことも知らないから、学ぶことがたくさんあると気づいた」 「田舎でも仕事を生み出せる可能性がある」という感想をいただきました。 お茶をしながら、みんなで自分にとって「心地よい」と感じる なつかしい未来を考えたり、 今日の感想をわかちあう時間をもうけました。 「自分にはコミュニティと呼べるものがないから、 助け合いや農的暮らしに憧れる」 「お互いの顔を知っていて、自分のすることで 誰が喜ぶのかわかるといういい面がある」 「強いつながりがある反面、 個人の意見をもつ自由などが聞き入れられにくいのでは、 という点が気になる」 「コミュニティのもつ閉鎖的な部分とどう向き合うか」 ということについても、意見が交換され、深い時間となりました。 「地域にどう入っていけばいいのか」 「経済的な不安がある」といった悩みに対して、 宙の学舎のメンバーや実際移住したメンバーのこれまでの体験談と 今の暮らしの可能性が語られる場となりました。 参加者のみなさんに少しでも希望が届いていたら嬉しいな^^ 上映会(希望者のみのオプション) ドキュメンタリー映像「懐かしい未来 ラダックから学ぶ」 (ヒマラヤの辺境地帯の伝統的な社会と「開発」による変容)を観て、 感想を分かちあいました。 2日目:手仕事の農作業体験 (前日からの参加者で宿泊した人のみのオプション) つむぎ農園の自然農の畑にて種まきをしました。 一粒ひとつぶに命があることを感じながら 丁寧に撒き、土をかぶせ、草で覆う。 作業に参加してくださったお二人には、種や土に触れながら、 「なぜ土が必要なのか、なぜ草が必要なのか・・・ 一つひとつの意味はなんでしょう?」 という問いを投げかけ、手と頭を存分に動かしながら 畑での時間を楽しんでもらいました^^ 今回初めてこのような機会をつくりましたが、 生活を考え直すきっかけや、 すでに移住などを考えている人たちでの集まりとなり、 主旨にあったものになったこと、 移住した人と移住したい人、地元の人それぞれの気持ちや現状を 知るいい機会となったことがよかったと思いました。 また、私たちとしては、移住したい人たちへ向け、 宙の学舎としての果たすべき役割、可能性を感じられたものでした。 今後もこのような会を地元の方と一緒に 定期的に続けて行けたらと希望をもっています。 参加してくださった方々、関わってくださった地元の方々に感謝です。
by soranoiee
| 2014-11-02 17:03
| diary
|
ファン申請 |
||